初投稿は映画『初恋』について
みなさま初めまして、ユーと申します。
なんとなくブログを始めてみようと思い、始めました。
最近はまだ仕事をしてないので、こういうものがいつか収入源に繋がれば嬉しいですが、そんなものは遠い未来の話です。
本日は映画『初恋』2019年に公開された映画について話そうと思います。
監督は三池崇史、主演は窪田正孝で、ヒロインには小西桜子という方が出演しております。
※ずっと井上真央が出てると思ってました笑
話の内容など詳しく知りたい方はウィキで調べてください。
簡単に話すと、ボクサーがヤクザの抗争に巻き込まれる話です。
見た感想としては、冒頭の期待からどんどん下がっていく感じでした。
三池崇史監督は日本人の監督の中では好きな方で、これまでも何本か見ております。
全てではないですが、
『極道黒社会 RAINY DOGS』『SABU』『オーディション』その他、漫画原作の映画など。
フィルモグラフィを見ると、極道もの映画をメインとしてきた監督ですが、少しずつエンタメ映画にシフトしてきて、『初恋』に関しては、その経験と現代のエンタメの融合された映画です。
なぜ冒頭から話が進むにつれ、どんどん映画への期待値が下がってきたかと言いますと、
・窪田演ずる葛城レオという新人は、才能のあるボクサーであり、ヤクザとどう絡んでいくのかという物語としての肝。
・そして、モニカというシャブ漬けの女の子は、幻覚が見えるというホラータッチな演出があり、『オーディション』という映画を思い出させる布(小道具)の使い方。
単なるヤクザ抗争の映画ではなくて、心の闇をホラーで描いていくのかと思えました。最初は。
まず前提として言っておきますが、昔の東映ヤクザ映画を期待してたわけではありません。今の時代にはそぐわないです。
これら二点の要素は、映画のストーリーであり、ビジュアルでもあると思います。首が飛んでるシーンも、この映画のビジュアルや映画のリアリティレベルを示す演出でもあります。
そんな面白要素をただ冒頭で見せられただけで、映画に関わってくるかと思いきやそんなことはなかったです。
葛城レオは生きる人生を見いだせなくなり、道端で出会ったモニカと共に行動し、ヤクザ抗争に絡んでいくわけですが、全編を通してレオに意思がないことが何よりも残念です。
期待のボクサーで、何も意思もなくタダ目の前に起きてることについていってるだけで、ロボットのようにか見えず、感情移入はできず。
結局、モニカの過去を辿るように、旅をするが、その間にレオ自身の過去は何も掘り起こされず。
徐々に演出がコミカルに変わり、ボケなのかわからないセリフの応酬。
ベッキーが出てくるが、最初のほうで死ぬのかと思いきや、ラストまでボケ倒しながら出演。破天荒キャラになっていくが、キャラが濃すぎて、主人公や、染谷などが地味にしかみえない。大森南朋もやさぐれデカだが、中途半端に弱く、残忍さもない。
車中シーンでの会話合戦も、テンポがいいとは言えず、セリフを並べてるだけにしか見えない。車のフロントに急に飛びかかるベッキーは異次元級で、おそらく主人公の葛城レオより、ボクシングが強い。
冒頭から刀で首が飛ぶなどは、演出としてありだが、キャラクターの超次元的な動きは、映画としてのジャンルが変わってくる。
最後のアニメーションに関しても、すでにファンタジー。ヤクザ者自体、ファンタジーだが、、、、
※アニメーションを使った演出は良い。
もっと葛城レオの人生を掘り起こして、モニカの過去との決別をしてほしかったです。
偶然、過去に同級生に出会ったモニカであって、モニカ自身の努力は皆無です。
そして、葛城も成長は見られず、捨て子であった設定はなくてもいいような感じです。
親に見捨てられてた二人というのは、共通項としていいですが、接点がないです。
今回観て思ったのは、三池崇史も改めて、ホラー映画を撮ってほしいです。
『オーディション』という映画は、私の中では一番のホラー映画であり、演出も記憶に残ります。
今回の映画も、そんな要素があったので、やはり撮れる人なんだろうなと思いました。
最後に驚きが一点。
アウトレイジビヨンドで、塩見三省さんがかなり体調が悪そうだったので不安でしたが、この作品では回復したようにも見えました。ほんとそれだけは見ていてホッとしました。
そんなこんなで一回目のブログを書き終わります。
これ観た方いましたら、コメントなどなにかください。
すごいファンの方、申し訳ございません。
それでは、また書きたいと思います。
興味ある方ぜひ観て見てください。