『今際の国のアリス』Netflix すみません、批判になります、、、、、

今際の国のアリスNetflix 2020

 

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昨年、こちらを鑑賞しました。製作費もかなりかけられたドラマで、渋谷のシーンなどなかなか大変だろうなと思いながら見てました。

漫画がすごい人気だそうで、そこからのドラマ実写化という。

 

漫画は読んでないですが、ドラマは色々残念だなと。Youtubeのメイキング動画で、コメントに批判を書いたら、案の定すごい返信が来ました。中には、共感してくださる方もいました。

 

そもそもNetflixジャパンに求めていることは、より良いドラマと映画で、そしてそれらが世界に発信するとなると嬉しい限りです。

ただ2021年の現在、日本のNetflixオリジナルで作品として胸を張れるものはないと思います。

 

なぜあまり面白くなかったかと書きますと

・この世界の限界点がない

・主人公がなぜあんなにもみんなから信頼されているのか

・漫画通りに実写化することに意味があるのか

 

このようなことが何よりも気になったドラマでした。

一つずつ説明していきたいと思います。

 

・この世界の限界点

映画やアニメ、ドラマは全てファンタジーで、作り物です。ですが、その作り物の世界にも、何ができて何ができないのかが設定されております。

例えば、漫画『ドラゴンボール』であれば空を飛ぶのには修行が必要で、一般人もかなりの修行を積むことで習得できるようになります。何か超人的な技ができるということはそれなりの説得力が必要です。そして、物語に設定のない穴だらけだと、視聴者側は疑問点をもち、勝手な解決策を見出せます。するとその物語はどんどん破綻していきます。

 

このドラマにおいては

まずリゾートホテルで犯人をみつける時に、次々と戦いが始まります。

すると急に超人的なパワーで人を吹っ飛ばしたりし始めます。それを見た時に、ちょっと待てと思いました。銃とかで散々争っていたのに、それを無視し始める展開だと。

一方で、剣術の達人と戦う女性のシーンでは、実は男だった過去の暴露が始まります。かなり急でしたが、それまでの伏線は特になかったです。そして、すごい身の避けようで闘いが始まります。

今までになかったアクションです。ドラマの最初のほうでは、土屋太鳳がマンションをロッククライミングの技術で登り、特技を生かしてる部分は非常に面白かったです。現実の世界ではかなり頑張らないと不可能ではないですが、この世界ではそれがギリギリのようにも見えました。

 

常にこのドラマ中で、何が可能で、何が不可能かの設定がなくなっていきました。こうなってくるとなんでもありなので、突然変なことが起きても、理解ができないということになってしまいます。

 

・主人公がなぜあんなにもみんなから信頼されているのか

 

どんどん物語が進むにつれて、知恵を出し合い、トランプを手に入れていきます。そして謎のリゾートホテルで生き残りの人たちと出逢います。これまでさまざまな試練を乗り越えてきた人です。そんな中、主人公がテストのように、他の人とゲームに巻き込まれます。部屋の中のライトをつけるのはどのスイッチかというゲームです。

ここで複数名いますが、半分以上はパニック状態になります。なぜ????

いままでこのような試練にぶち当たってきたんではないのか。全く知恵を振り出そうとしないキャラクターたち。主人公の頭のキレを証明するためのゲームですが、なぜこれで判断するのでしょうか。

 

・漫画通りに実写化することに意味があるのか

これが日本の最大の課題だと思われますが、、、、

実写化というのは原作ファンがいて、すでにハードルが高くなってます。ですが、作り手からすると話の筋などを考えなくていいですし、作品の質以前に、収益が見込めるという点があります。特にラブコメ漫画などは設定も単純で特殊なこともないので、ローリスクハイリターンが見込めるので頻繁に作られます。スピードも速いです。観客側もすでに物語も面白いとわかってるので、地雷を踏みません。

 

そして今回のこのドラマですが、漫画を読んでる人からすると、色々と原作と比べて賞賛するべきところや、すでに補填されてる情報があるため、ドラマもさぞ楽しめる部分も多いにあるでしょう。私みたいに漫画の表紙すらみたことない者がこれをみた結果がこのブログの通りです。全員が全員というわけではないでしょうが。

一般的に原作から映画化だと、小説などがあり、それを脚本に起こし、映像で絵にするものなので、文字情報から読み取ると個々にイメージが違ってきます。

それが新しい発見だったり、キャラの癖だったりを映像で表現してたりなど、もしくはキャラの職業を変更してたりなどあります。

実写化というのはそういった目新しさがあります。

ただ漫画という2次元ですでに表現されたものを、さらに本物の人間を使って、映像化していくことは、ファンメイドでYoutubeに上がってる動画とさほど変わらないと思ってます。中には良い物もあると思いますが、パッとは思いつきません。

 

完全に批判になってますが、もっと新しい物を出していって欲しいと日本の映像業界には思ってます。そして、観客もそれを求めるように見る物を選んで欲しいです。

 

という単なる批判の記事になってしまいましたが、ご容赦ください。